アユは10月から11月ころにかけて産卵をします。未来に子孫を残すため最後の力で必死に産卵をします。そして1年という短い生存期間で死にます。しかし、近年の川はその環境に適しているとは言えません。アユは細かい石の間に卵を産み付けます。ダムなどの環境変化でそれが埋まり適地が非常に少なくなっています。
鮫川漁協では、天然アユの増殖を図るため人工的に産卵場を作り、産卵~孵化を促し海に下った仔魚の来年の遡上を待ちます。天候に恵まれたこの日は、組合員が大きな石を除いたり、川底を平らにならしたりして最後の仕上げを人力で行いました。
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